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蛙飛び行事

蛙飛び行事の由来
「白河天皇の延久年間(1069-1073)高慢で神仏をあなどっていたある男が金峯山へ登り蔵王権現や仏法を謗る暴言を吐いたところたちまちその男は大鷹にさらわれて断崖絶壁の上に置き去りにされてしまいました。さすがにその男も後悔し、ふるえあがっているのを通り合わせた金峯山の高僧が憐れに思い、その男を蛙の姿にかえて助け出し、吉野山へ連れて帰って蔵王堂で一山僧侶の読経の功徳によってもとの姿に戻したのです。」
1000年以上も続いているお祭りなのだそうです。蛙飛び行事_d0049152_22585458.jpg

蔵王堂での蓮華会の法要の後、
蛙さんスタンバイOKです。









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ピョンピョン跳ねるのではなく、茶道の時の作法のように、ズリズリ―ッと前へ進まれます。








蛙飛び行事_d0049152_230810.jpg受戒導師の前に出てかしこまり、法力によって人間に立ち返る法要が行われます。

まず最初、蔵王堂に進み、そこでかしこまります。
その後、最初の場所にズルズル戻る
→右の僧侶の前にズルズル進みかしこまる
蛙飛び行事_d0049152_2394859.jpg→最初の場所に戻る
→左の僧侶の前に進みかしこまる
→最初の場所に戻る
→再び蔵王堂に進む
という段取りで大青蛙さんが動かれます。






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導師の授戒によってめでたく人間の姿に戻りました。
by nori_bura | 2009-07-11 22:57 | 奈良の行事7月
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