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岡山後楽園にて(岡山市)

岡山城の脇を流れる旭川に架かる月見橋を渡ると岡山後楽園の南門があります。

廉池軒(れんちけん) 戦災をまぬがれた数少ない建物の一つで、池に架かる石橋や対岸の小島なども、往時の姿を今に伝えています。 この建物からは沢の池越しに見える松林や曲水と池の段差など、起伏に富んだ景観を眺めることができます。
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唯心山(ゆいしんざん)からの眺め
沢の池(さわのいけ)
園内中央にある池で、左から島茶屋(しまぢゃや)のある中の島(なかのしま)、釣殿(つりどの)のある御野島(みのしま)、白砂青松が美しい砂利島(じゃりじま)があります。 中の島と御野島の間には、かつての上道郡と御野郡の郡境があり、今でも石標がそのなごりを伝えています。
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左に見えるのは井田(せいでん)
井田とは中国周時代の田租法で、本園では幕末に田畑の一部を井田の形に作られています。 毎年六月の第二日曜日には、お田植え祭があります。
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中央の小山が唯心山(ゆいしんざん)
唯心山は池田綱政(いけだつなまさ)の子、継政(つぐまさ)の時に築かれ、平面的だった庭園が立体的な景観へと変化しました。 山腹には唯心堂(ゆいしんどう)があり、斜面には石組に合わせて、ツツジやサツキが植えられ、季節には紅白の花で彩られます。後ろに岡山城が見えます。
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後楽園では、琴の演奏・狂言・アートのイベントがありました。
by nori_bura | 2012-11-06 14:05 | 旅行・岡山県
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