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長崎くんち・奉納踊⑫ 万屋町「鯨の潮吹き」

万屋町の演し物「鯨の潮吹き」は、魚問屋の町として栄えていた1778年ごろから奉納が始まったとされ、江戸時代の古式捕鯨を表現しています。
はやし方を乗せた納屋船は、前日の10月7日の前日と庭先回りの時とは違い、後日では雪化粧を施こされています。くじら漁に出た船が冬に帰ってきた演出です。
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船頭さんが乗る親爺船が4隻入り賑やかです。
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長崎くんち・奉納踊⑫ 万屋町「鯨の潮吹き」_d0049152_15363440.jpg鯨は全長6m・高さ2m・幅2m。黒色の繻子(しゅす)で覆われています。
10月7日の前日は大海原を泳ぐ鯨、9日の後日は網を掛けられ逃げ惑う鯨を演出。
鯨の潮の水しぶきは4~5mの高さまで吹き上がります。
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重さ2トン以上ある鯨を3回転、2回転、1回転半と立て続けに回します。



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根曳衆が腰を低く構え、大鯨を捕まえに向かおうと「ヨッシリヨイサ」の掛け声をかける。
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これで平成25年長崎くんち奉納踊りは終了です。

平成26年の踊町と演し物は、
興善町 傘鉾・本踊(ほんおどり)
八幡町 傘鉾・弓矢八幡祝い船(ゆみやはちまんいわいぶね)・剣舞(けんぶ)
西濵町 傘鉾・龍船(じゃぶね)・本踊(ほんおどり)
万才町 傘鉾・本踊(ほんおどり)
銀屋町 傘鉾・鯱太鼓(しゃちだいこ)
五嶋町 傘鉾・龍踊(じゃおどり)
麹屋町 傘鉾・川船(かわふね)
になります。
by nori_bura | 2013-11-14 11:10 |   長崎くんち2013
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