丸山町は、長崎検番のお膝元。出演する長崎検番の芸妓衆(げいこし)6人が見せるプロの舞が見られます。
「勢獅子祭祝諏訪社頭(きおいじしまつりをいわうすわのおやしろ)」を奉納。
優美な手古舞(てこまい)の女踊りと、とび職の頭をまねた男踊り、そして派手な獅子舞へと移り変わります。
男踊りと獅子舞を担うのは、芸妓の茶々丸さん(19)と美代菊さん(24)。若手が中心的に踊るのは長崎検番では初めてです。
地方の三味線の音にあわせ、獅子が威勢よく跳びはね、躍り出る。前脚は美代菊さん、後ろ脚が茶々丸さん。約5キロある獅子頭の中は、「サウナのように暑い」そうです。二人の見事なコンビネーションが見所で、転がったり、後ろ足で獅子の頭を掻くシーン、蝶と遊ぶシーンなどが印象に残ります。
丸山町の所望踊り。定番の長崎ぶらぶら節に加え、丸山音頭も踊られた。